イタリアでF1グランプリをより楽しく観戦するコツ

自動車レースの最高峰と言われているF1は、年間で世界21都市にて開催されています。イタリアグランプリは、14番目の大会で、毎年9月上旬行われます。イタリアの9月といえば、半袖に羽織もので調整するのがちょうど良い気候で観光のベストシーズンと言えます。F1会場は、イタリアの首都であるミラノから電車で10分程の距離にあります。そのためF1観戦だけでなく周辺観光も併せて行くとより楽しめます。中でもマラネロがおすすめです。世界的に有名な自動車メーカーのお膝元の街で、博物館や工場、ショップが数多くあります。テスト走行しているサーキットもあり、運が良ければF1カーを間近で見ることができます。レースだけでなく楽しめるポイントが豊富な大会であるところがイタリアグランプリの魅力の一つです。

F1イタリアグランプリの特徴とは

イタリアグランプリの行われる会場は、北イタリアの中で最も古い駅の一つと言われているモンツァ駅が最寄り駅となっています。またヨーロッパ最古の王冠の一つが保管されているモンツァ大聖堂もある街で、イタリアのF1の聖地と言われている場所です。1922年に建設された100年近い歴史あるサーキット場でモンツァ国立公園の森林の中にあります。ヨーロッパ最大級の公園で、F1レース以外に乗馬やゴルフなどを楽しむこともできます。1950年に始まったF1世界選手権以降、毎年レースが行われていて、世界最多のF1レース数を誇ります。先にも述べましたが、赤色が特徴的な世界的自動車メーカーのお膝元であるため、多くのファンが押し寄せ、スタンドを赤一色に染める様子は、イタリアグランプリの象徴となっています。

歴史的名勝負を生んでいるイタリアのF1グランプリ

フランスグランプリに次いで歴史あるイタリアのF1グランプリでは、数多くの名勝負が繰り広げられています。1971年には1位と2位のタイム差がわずか0.01秒、5位までが0.61秒差という大激戦がありました。2005年には出走した20台がすべての車が完走し、実に44年ぶりの大記録となりました。イタリアグランプリで最多の優勝経験があるコンストラクターは、地元の世界的有名メーカーで、19回を誇ります。日本人レーサーも活躍している大会で、日本人の最高順位は9位です。ヨーロッパラウンドの最終戦にあたるイタリアグランプリでは、次シーズンに関しての重大発表が行われることが多く、歴史の転換点を目撃するチャンスがあるかもしれません。地元に愛され、地元が活躍するそれがイタリアグランプリです。