モータースポーツは、自動車や自動二輪、モーターボートなど、機械の動力を稼働力とした乗り物に乗ってレースを行うスポーツ競技です。その中で、F1はフォーミュラーワンの略称のことで、ヨーロッパを中心に始まり、現在ではアメリカやアジアなどでも広く開催されている自動車のグランプリレースです。F1は、国際自動車連盟が主催しており、様々な自動車レースの中でも世界最高峰のレースと位置づけされています。F1グランプリは数日間かけてレースが行われます。コース内容は開催地によってその特徴が大きく異なり、難易度の高いコースのあるサーキットはレースを盛り上げる大事な要素となっているようです。イタリアのF1グランプリレースは、アウトドローモ・ナツィオナーレ・ディ・モンツァで開催されます。
F1グランプリの中でも人気のあるイタリアでのレースの魅力とは
アウトドローモ・ナツィオナーレ・ディ・モンツァはイタリア北部に位置し、F1グランプリをはじめイタリアグランプリやロードレースなどが主なレースイベントとなっています。アウトドローモ・ナツィオナーレ・ディ・モンツァでのF1グランプリの開催回数は、世界中の開催地と比べると最も多いと言われています。モンツァ国立公園の広大な森林地帯の中にあるこのサーキットは、世界中のF1レース開催地のサーキットの中でも平均速度や最高速度、周回平均速度が最も速いことが特徴的であり、大きな魅力の一つでもあります。また、スクーデリア・フェラーリの地元でもあるため、フェラーリファンによる声援などの盛り上がりが名物となるほど、他のF1グランプリとは異なった雰囲気でレースを楽しめる魅力もあります。
世界最高峰の自動車レースで世界最速の臨場感を楽しむ
100年近い歴史のあるイタリアのこのサーキットは、世界でもF1グランプリを代表する開催地で、ファンの間では魔法のコースという愛称がつくくらいです。フェラーリファンでサーキットスタンドが真っ赤に染まる独特な雰囲気の中、魅力的なレースを楽しむことができます。レースの中でもロングストレートコースを超高速で走るマシンが見えることが一番の魅力です。他にも高速コーナーやシケインなどレーサーの腕の見せ所がいくつもあり、レースの始めから終わりまで目が釘付けになるほどの見応えがあります。又、最寄りの都市であるミラノから少し足をのばすとフェラーリ博物館があり、過去に活躍したマシンなどの展示を見たり、博物館の近くにはフィオラノサーキットがあり、F1マシンなどの走行テストを行う場面を間近でみることができ、レース前も盛り上がりの一つの要素にもなっています。